令和元年6月からこれまでに、主に、以下のような活動を行いましたので、まとめてご報告致します。
① 令和元年6月11日:講演会「軍隊を持たないコスタリカに学ぶ ~コスタリカの弁護士 ロベルト・サモラさんを招いて~」
安保法制違憲訴訟弁護団はが実行委員となり、長崎歴史文化博物館ホールにて、軍隊を持たない国コスタリカからお招きした弁護士であるロベルト・サモラ氏に平和憲法について講演をしていただくとともに、高校生平和大使との意見交換等もしていただきました。
サモラ弁護士は、2003年にコスタリカの大統領がイラク戦争を支持した際、当時大学生であったにもかかわらず、「平和憲法を持つ国の大統領が他国の戦争を支持するのは憲法違反だ」と大統領を訴え、最高裁で全面勝訴をした方です。
会場は老若男女問わず満席で、平和憲法や同憲法に対するサモラ氏の考え方に、皆さん、いろいろな刺激を受けたようでした。
同講演会のチラシは こちら
② 令和元年7月26日:第5回安保法制違憲訴訟全国経験交流会
安保法制違憲訴訟は全国各地で提起されています。
そこで、年に一度、全国の弁護団の代表者が一同に会し、情報交換等を行っています。
令和元年も、7月26日に東京で開催され、長崎からも、弁護団を代表して、共同代表の吉田良尚弁護士、事務局長の森永正之弁護士が参加しました。
③ 令和元年10月7日:第10回口頭弁論期日
令和元年10月7日、長崎地方裁判所において第10回口頭弁論期日が開かれました。
4名の証人申請と14名の原告本人尋問を申請する予定であるとの立証計画書を提出し、3名の弁護士が、その採用の必要性について意見陳述をしました。
なお、その後、同期日から2週間以内に原告から証拠調べ請求書を提出しており、これに対する被告国側の意見陳述も提出されています。
これに対し、今後、原告から再反論を記載した書面を提出する予定であり、次回期日は令和2年2月17日午前11時20分からとなっています。
同期日において提出した原告準備書面(25)は こちら
同期日において提出した原告口頭弁論要旨は こちら
同期日において提出した原告立証計画は こちら
同期日において提出した意見陳述書①は こちら
同期日において提出した意見陳述書②は こちら
原告証拠申出書提出後に被告から提出された被告準備書面(6)は こちら
④ 令和元年11月5日:講演会「元米兵が語る アメリカの戦争の実態」
支える会の主催で、3年前からイラク戦争などを体験した元米兵を派遣し、アメリカの戦争の実態を伝えている「平和を求める退役軍人の会(ベテランズ・フォー・ピース)」から、ベトナム戦争当時の元女性兵士をお招きし、長崎地区労会館で戦争の残酷さについて語っていただきました。
同講演会のチラシは こちら