安保法制違憲訴訟控訴審 判決言渡期日

令和5年6月27日、福岡高等裁判所において、安保法制違憲国家賠償請求訴訟控訴審の判決が言い渡されました。

当日は多数の控訴人及び支援者が福岡高等裁判所まで訪れ、判決言渡しを傍聴しましたが、大変残念なことに控訴人らの控訴を棄却する判決が言い渡されました。

控訴審判決は、平和的生存権と、憲法改正・決定権について具体的権利性を否定し、また安保法制によって控訴人らの人格権が侵害されたことも否定する内容でした。このような判決は、新安保法制が集団的自衛権行使を容認したことで戦争の危険性が増大しており、国民が平和の裡に生存する権利が損なわれていることを無視し、新安保法制の憲法適合性を判断することを回避したものであって、不当な判決というほかありません。

我々は、本判決に対して上告し、裁判所が新安保法制の違憲性を認めることを求めて引き続き訴訟活動を行ってまいります。皆様におかれてもご支援のほどお願いいたします。

 

【長崎 判決】福岡高裁令和5年6月27日判決