第8回口頭弁論期日

2019年1月28日(月)午前11時10分より、新安保法制違憲訴訟国家賠償請求事件の第8回口頭弁論期日が開かれました。

第8回期日では、原告側より原告準備書面(18) 、原告準備書面(19)が陳述されました。また、証拠として、甲A5号証93~105および、甲B号証50~71が提出されました。

一方、被告側からは被告準備書面(5)の陳述が行われました。

原告準備書面(18)は、被告である国の「(原告らが侵害されたと主張する権利・利益は)具体的権利性が認められるものではない」という主張に対して、判例などを引用して反論を行うものです。

原告準備書面(19)では、新安保法制の仕組みを詳しく分析・検討したうえで、新安保法制が国民の生命・財産に対して重大な脅威となりうることを述べています。

口頭弁論要旨―原告準備書面(19) 、口頭弁論要旨ー原告準備書面(19)は、上記二つの書面を短くまとめた書面になりますので興味を持たれた方はこちらも是非読んでみてください。

期日後、午後12時15分から、長崎市立図書館ホールにおいて、報告集会が行われました。

今回の期日の二日前に、長崎市立図書館多目的ホールにて講演を行っていただいた名古屋学院大学教授、飯島滋明先生も、講演会に引き続き、裁判期日や集会に参加をしていただきました。飯島先生は、全国の安保法制違憲訴訟の裁判期日に立ち会われており、集会では全国情勢のお話もしていただきました。

全国の安保法制違憲訴訟が行われている裁判所の中には、国に不当に有利な訴訟指揮を行う裁判所もあるようです。一方で、たくさんの一般市民が傍聴に参加し、「変な訴訟指揮をするようなら怒鳴りだしそうな勢い」で傍聴を行っている裁判所もあり、そのような裁判所では、裁判官も慎重に原告の意見を聞いていることが多いそうです。

裁判官にどのような判決を書かせるかは、私たち国民一人ひとりの行動にかかっています。

みなさんも是非、安保法制違憲訴訟の期日に足を運んで、思いを裁判所に届けましょう。

次回期日は2019年5月20日(月)午前11時10分からとなります。